アメリカ軍の「M65」と並ぶ名作フランス軍の「M47」

某メゾンブランドもコレクションで使ったという話も有名なフランス軍「M47」パンツ。

フランスM47フィールドパンツは2種類の生地（前期：ツイル、後期：ヘリンボーンツイル）、ウエストボタンの仕様で4種類の仕様の物（釦の数と取付位置）が製造されていました。1947年に正式採用され、７０年代頃まで訓練用、作業用として使用されていたカーゴパンツ界最高峰の傑作として、ミリタリーファンの間で高い人気を競い合っているカーゴパンツです。

主に40年代から50年代に制作されたものを前期、60年代に制作されたものを後期と呼びますが、本作は生地にはヘリンボーンツイルを、フロントボタンはダブルボタン仕様になっています。十分に分厚いしっかりとした生地で、両サイドには大きなフラップポケットが付いています。シルエットはワイドですが少しだけテーパードしており、前期モデルに比べると少しすっきりとしています。

ダブルニー、フラップボタン、裾のベルトなど、細かな部分の作りも丁寧で、縫製の良さも、「アメリカ軍」等の縫製とは違う（それはそれでらしさなのですが）「フランス軍」ものを彷彿とさせる完成度です。

フロントボタンは通常前期では２つ、後期型では１つなのですが、こちらはその以降期をモチーフにしたリプロダクトモデル。M47パンツの特徴である、太めのルーズなシルエットや、マチつきの大型カーゴポケット、裏地に仕様されているスレキ生地など細部にわたり一度オリジナルのモノを解体し、再構築することで細部に渡るまで忠実に再現されており、ミリタリーウェアのリプロダクトを作る本気度の高さが伺えます。





＜素材＞
コットン100％（ヘリンボーンツイル）


＜サイズ＞
22:ウエスト80cm 股下72cm 裾幅23cm
23:ウエスト84cm 股下73cm 裾幅23cm
24：ウエスト86cm股下74cm 裾幅24cm

※３、４枚目/モデル身長173cm、体重62kgがサイズ22を着用しています。